これからポーカーを始める方ポーカーで勝ちたい人に必見!!
どの順序でポーカーを覚えていけば良いのかこちらの記事で掲載しています。
この記事を理解応用できれば中級者〜上級者へステップアップ間違いなし。
- 1 ポーカー学習のロードマップ:レベル別指南
- 2 初心者編(Lv3〜5)基礎戦略の為の知識
- 3 中級者編【Lv7〜12】戦略的なプレイ
- 4 強くなればWPT GLOBALでオンラインポーカーにチャレンジ!!
ポーカー学習のロードマップ:レベル別指南
勉強の重要性
【初心者から上級者への道】
ポーカーの基本ルール、ハンドランキング、テーブルマナーを理解しましょう。
基本的なベッティング戦略、ポジションの重要性、初期ハンドの選択など、基礎戦略を身につけます。
オンラインまたはリアルのゲームで実践を重ね、経験を積みます。自分のプレイを振り返り、どこが改善点かを分析します。
自己分析や相手のハンドリーディングなど、より高度な技術を学び、実践に生かします。自分だけのハンドに囚われず、相手の可能性を読み解くことが重要です。
5.持続的な学習
ポーカーの学習は終わりがありません。トッププレイヤーたちも常に学び続けています。
- 基礎編(Lv1〜2)
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【Lv1】役を知る:ハイカード〜ロイヤルSFまで役と強さ順を覚える
役を知らないと自分が強いのか相手が強いのかがわかりません。強い役を作るゲームではないので、まずは自身の役がどの程度強いのかを瞬時にわかるまで暗記しましょう。役を覚えたら(ボード)フロップ(2回目のアクション)→ターン(3回目)→リバー(最後)での最強の2枚は何かを見極められるようにしましょう。詳しく知りたい方はこちらの下記のサイトを参考にしてください。
【Lv2】ルール・アクション・用語を覚える
ポーカーには覚えなけれならないアクションが沢山あります。初心者の方でもコール、チェック、レイズ、フォールド、オールインなどはご存知の方が多いのではないのでしょうか?
その他にはCB、ドンクBet、ブロックBet、スロープレー、チョックレイズ、チェックバック、チェックコールなどがあります。ポーカー用語については下記のサイトを参照にしてください。
アクションや用語を覚えることで戦術、戦略の幅が大幅に向上します。特にドンクBetなどは初心者がやりがちなアクションの1つで意図を理解せずに行うと損な立ち回りになってしまいます。
初心者編(Lv3〜5)基礎戦略の為の知識
【Lv3】ボードでのハンドの強さや考え方
ポーカーハンドの種類【ストロングハンドからウィークハンドまで】
ストロングハンドは、ポーカーで最も強力なハンドのカテゴリーです。これには以下のようなハンドが含まれます:
ハンドのタイプ | 例 | 推奨戦略 |
---|---|---|
ストロングハンド | トップペア、オーバーペア、セット | バリューベットやレイズで利益を最大化、場合によってスロープレイを利用 |
マージナルハンド | ミドルペア、トップペアのウィークキッカー | ポットコントロールを心がけ、大きなベットには慎重に対応。ショウダウンすることが重要 |
ウィークハンド | ローペア、ハイカード | 安価にカードを見るか、適切な時にフォールド。場合によってはブラフを試みる |
ドローハンド | フラッシュドロー、ストレートドロー、ガット、2オーバー | チェックやコールでターン以降で完成させたい。弱いドローはブラフを試みる |
各フェーズ毎のハンドの再評価(プリフロップ→フロップ→ターン→リバー)
フロップはゲームの方向性を大きく左右します。フロップでのカードがあなたのプリフロップの期待とどの程度合致しているか、あなたのハンドが強化されたか、弱まったかを評価します。
ターンで新たなカードが追加されると、ハンドの強さが大きく変わることがあります。特にドローハンドが完成するか、あるいは完成しそうにない場合、戦略を見直す必要があります。
最後のコミュニティカードが公開された後、ショーダウンに向けての最終的なハンドの強さを評価します。リバーでの再評価は、ショーダウンへの持ち込み方や、最後のベット、フォールドの判断に影響を与えます。
ポーカーにおける強いハンドが弱くなる状況の解析
対策
リスクが高い場合は、ポットサイズをコントロールするためにベットサイズを調整します。大きなポットでリスクを取るよりも、損失を最小限に抑えることを目指します。
対戦相手のベッティングパターンや過去のプレイスタイルから、彼らがどのようなハンドを持っている可能性が高いかを分析します。それに基づいて、自分のハンドの相対的な強さを再評価します。
特定の状況では、強いと思われるハンドをフォールドする勇気も必要です。潜在的なリスクが報酬を上回る場合、フォールドを選択することが賢明です。
ハンド再評価をより深くする為に
【Lv4】ドローの確率を覚える
アウツの枚数 | 1チャンス(ターン) | 2チャンス(リバー) | 代表的なハンド |
---|---|---|---|
20 | 42.6% | 67.5% | |
19 | 40.4% | 65.0% | |
18 | 38.3% | 62.4% | |
17 | 36.2% | 59.8% | |
16 | 34.0% | 57.0% | |
15 | 31.9% | 54.1% | オープンエンド フラッシュドロー |
14 | 29.8% | 51.2% | |
13 | 27.7% | 48.1% | |
12 | 25.5% | 45.0% | ガットショット フラッシュドロー |
11 | 23.4% | 41.7% | |
10 | 21.3% | 38.4% | |
9 | 19.1% | 35.0% | フラッシュドロー |
8 | 17.0% | 31.5% | オープンエンド ダブルガットショット |
7 | 14.9% | 27.8% | |
6 | 12.8% | 24.1% | 2オーバー→1ペア |
5 | 10.6% | 20.4% | |
4 | 8.5% | 16.5% | ガットショット 2ペア→フルハウス |
3 | 6.4% | 12.5% | 1オーバー→1ペア |
2 | 4.3% | 8.4% | セット |
1 | 2.1% | 4.3% | セットorトリップス→クワッド |
・ドローの確率を知る必要性
・より良い意思決定
ドローの確率を知ることで、どのハンドをプレイすべきか、またいつフォールドすべきかの判断が鮮明になります。例えば、フラッシュドローやストレートドローにおいて、必要なカードが来る確率を正確に計算できれば、そのドローを追うために必要な賭け金が見合うかどうかを評価できます。
・ポットオッズとの関連
ドローの確率を理解していると、ポットオッズと比較することで、ベットが期待値正の行動かどうかを判断できます。ポットオッズが提供するリターンがドローの確率よりも高ければ、ベットはプラスの期待値を持ち、それに見合う投資となります。
・エクイティの最大化
自分のハンドが改善する確率を知ることで、ゲームを通じて自分の持つエクイティ(ポットを獲得する見込み)を最大化することができます。これにより、全体的な戦略をより効果的に調整することが可能になります。
・ドロー確率の計算方法
・練習方法とツール
【フラッシュカード】
ポーカーのドロー確率を記載したフラッシュカードを使って、常にこれらの数値を覚える練習をすると良いでしょう。ランダムにカードを引き、その場で確率を計算してみます。
【オンライン計算ツール】
インターネット上には多くのポーカーオッズ計算ツールが存在し、これらを利用して実際のハンドシナリオでの確率を計算することができます。これらのツールを活用して、理論と実践のギャップを埋めることが重要です。
【リアルタイムの練習】
オンラインポーカーサイトやアプリを使用してリアルタイムでプレイしながら、各手でのドロー確率を頭で計算する練習を積むこと。これにより、プレッシャーの中でも正確な計算ができるようになります。
・リスクがあるドローについて
ストレートやフラッシュドローが現れるボードでは、無理にコールして追うことは避けましょう。特に、フルハウスなど上のランクの役が形成されやすい場合(ペアボード、モノトーンボード)、ストレートやフラッシュを完成させても強気に出るのは危険です。相手がより強い手を持っている可能性があるため、慎重なプレイが求められます。
まとめ
【Lv5】ハンドレンジを覚える
【Lv6】ポジションの重要性
1. ポジションの基本
ブラインドの直後で、アクションを起こす最初のプレイヤーたちです。このポジションは情報が最も少ないため、リスクが伴います。
アーリーポジションとレイトポジションの間で、少し情報が増えるが依然として限定的です。
ディーラーボタンに近い位置で、全プレイヤーの中で最も多くの情報を持ってアクションを行います。この位置からのプレイは、テーブルの動きを最も広く見ることができるため、戦略的に有利です。
2. ポジションのメリットデメリット
【インポジション (IP)】
インポジションとは、大半のベッティングラウンドにおいて後から行動できる状況を指します。これは主に、ディーラーボタンに近いプレイヤーや、特定のプレイヤーの直後に座っている場合に適用されます。
【アウトオブポジション (OOP)】
アウトオブポジションとは、大半のベッティングラウンドで最初に行動しなければならない状況を指します。これは通常、ブラインドの位置や、ディーラーボタンから遠いプレイヤーが該当します。
3. ポジションを活かした戦略
レイトポジションではブラフを成功させやすいです。他のプレイヤーが弱気なプレイをしているのを見てから、強気に出ることができます。
可能な限り多くのハンドでアグレッシブにプレイし、相手の弱みを利用します。情報を最大限に活用して、相手にプレッシャーをかけることが重要です。
タイトなハンドセレクションが必要となります。強力なハンド(ナッツ級)でアグレッシブに出るか、あるいは慎重にプレイして、リスクを最小限に抑えます。また、相手がインポジションであることを意識し、オーバープレイを避けることが肝心です。
まとめ
中級者編【Lv7〜12】戦略的なプレイ
【Lv7】ブラフとバリューベットの基本と応用
・ブラフとは何か?
・バリューベットとは何か?
・ブラフとバリューベットのバランス
【Lv8】ボードテクスチャ:ボードに適した最善アクション
ボードテクスチャは、フロップ、ターン、リバーで公開されるコミュニティカードの組み合わせが示すパターンや特性を指します。このテクスチャは、ドライ、ウェット、ハイ、ローなどの特徴に分けられ、それぞれがゲームの戦略に大きく影響します。
ドライボード
ウェットボード
ウェットボードとは、ストレートやフラッシュなどの高いハンドが形成されやすいボードを指します。このタイプのボードでは、ストレートが完成している場合や、ストレートドローやフラッシュドローなどが発生しやすい状況です。ドライボードと対照的に、ウェットボードではコンティニュエーションベット(CB)が効果を発揮しにくいことがあります。ドローハンドが存在する可能性が高いため、相手がドローをヒットさせたと誤認させるブラフが成功しやすくなることが特徴です。
ローボード
ローボードとは、フロップに出る3枚のカードが全て8以下のランクで構成されているボードを指します。通常、オリジナルレイザーのハンドレンジには、このような低いランクのカードを含むハンドが少ないため、ボードに関与している可能性は比較的低いとされます。また、ターンやリバーで出るカードによってナッツ(最強のハンド)が変わりやすいため、フロップでのトップヒット、トップセット、ストレートはその後のストリートで強さが容易に変化する可能性があります。そのため、ポットを構築する際には特に慎重なプレイが求められます。
ハイボード
ペアボード
組のペアができているフロップのことです。ウェットになりやすい
ペアボードは数字がバラバラの時とくらべ、相手がヒットしていない確率が15%程度高いため、CBが効きやすいボードです。
また、フルハウスになる可能性が既にあるため、あなたがフラッシュやストレートを引いてもナッツになり得ません。
レインボーボード
フロップの3枚が全て異なるスートのことです。ドライ
このフロップからフラッシュを完成させるのは難しいことがわかります。40%の確率でフロップはレインボーになりますので、よくあるボードです。
セットなどを引いた時に、フラッシュドローに怯えてファストプレイをしなくても、安心してバリューベットをうつことができます。
ツートーンボード
フロップの3枚が2種類のスートで構成されていることです。ウェットになりやすい
フロップに開いた2枚の同一スートと同じスートのスーテッドハンドを持っていればフラッシュドローになります。55%の確率で出現しますので、2回に1回はこのツートーンになります。
ヘッズアップの場合はそこまで神経質になる必要はありませんが、マルチウェイになっている場合はフラッシュドローを警戒すべきです。
モノトーンボード
フロップの3枚が1種類のスートで構成されていることです。ウェット
。既にフラッシュ完成がありえるフロップで、同じスートを1枚でも持っていればそれだけでフラッシュドローになります。
よって、ボードと同一スートのカードが1枚でもあれば、CBに抵抗することができため、あなたのCBに抵抗しやすくなります。
また、モノトーンボードの場合、フラッシュドローか否か、という議論はそれほど起こらず、フラッシュが完成しているかどうか、ということが焦点になることが多いでしょう。
コネクトボード
フロップでストレートがあり得るボードです。ウェット
既にストレート完成がありえるフロップで、OESDやガットショットにもなりやすいボードです。ツートーン、モノトーンと同じく、ドローになりやすいため、あなたのCBに抵抗しやすくなります。
【Lv9】レンジアドバンテージ:ボードテクスチャの深層
レンジアドバンテージとは?
レンジアドバンテージのビジュアル解析
上記の画像は各ポジションのレンジを比較してレンジアドバンテージがどちらにあるのかを数値で評価しております。ここでは、ハンドの絶対数ではなく、強いハンドの割合が重要であると強調されています。これはポーカーが確率ベースのゲームであるため、最も強いハンドを持つ可能性が高いプレイヤーを特定する際に比率で考える必要があることを意味しています。
レンジアドバンテージの実戦的応用
レンジアドバンテージがある場合、より積極的にベットやレイズを行うことで、相手を圧倒し、より多くのポットを獲得することができます。相手がキャッチするのが困難な状況を作り出すことが目的です。
レンジアドバンテージを持つことは、ポットのサイズを自在にコントロールできることも意味します。特に、ショーダウンに持ち込みたい強いハンドを持っている場合に有効です。
相手が弱いレンジであることが明らかな場合、ブラフを効果的に使うことができます。相手がフォールドする可能性が高いため、中強度のハンドで大きなポットを奪うことが可能です。
注意点
経験豊富なプレイヤーは、レンジアドバンテージを理解しており、あなたの戦略に対して適応するかもしれません。そのため、定期的に戦略を見直し、必要に応じて調整することが重要です。
フロップからターン、リバーへと進むにつれて、ボードのテクスチャー
【Lv10】ブロッキング効果:ポーカー戦略における高度なテクニック
・ブロッキングの基本概念
・ブロッキングの戦略的利用
ブロッキングカードを持つことで、相手が持っている可能性のあるハンドのレンジを効果的に狭めることができます。これは、特にポットが大きくなり、重要な意思決定を迫られる場面で有利です。
ブロッキングカードを持っている場合、相手が強いハンドを持っていない確率が高くなるため、ブラフをかけるのに適した状況が生まれます。相手がフォールドしやすいと予想されるときにブラフを仕掛けることができるため、効果的にポットを獲得するチャンスが増えます。
相手がアグレッシブにプレイしている場合、ブロッキングカードを活用して、相手のアグレッシブなベットに対抗することができます。例えば、フラッシュドローのブロッキングカードを持っている場合、相手がフラッシュを完成させる可能性が低いため、安心してコールやレイズができます。
ブロッキングカードを利用して、ポットのサイズをコントロールすることも可能です。強いハンドをブロックしている場合、積極的にポットを増やす必要がなく、リスクを抑えつつゲームを進めることができます。
ブロッキングの考慮点
相手のプレイスタイルやハンドレンジを正確に読み取ることが、ブロッキングの効果を最大化する鍵となります。
ブロッキングカードを過信して過度にアグレッッシブにプレイすることは避けるべきです。ブロッキングはあくまで一つの要素であり、ゲームの全体的な流れや他の要因も考慮に入れる必要があります。
経験豊富なプレイヤーは、あなたがブロッキングカードを持っている可能性を考慮に入れ、彼らの戦略を調整するかもしれません。このため、相手の調整にも柔軟に対応することが求められます。
ブロッキングカードを持っていることは相手に知られていない情報です。この情報をいかに戦略的に活用するかが、ブロッキングの効果を最大限に引き出す鍵となります。
まとめ
【Lv11】相手のプレイスタイルとエクスプロイト戦略
一般的なポーカープレイスタイルの特徴
タイト・アグレッシブ(TAG)
ルース・アグレッシブ(LAG)
タイト・パッシブ(TP)
ルース・パッシブ(LP)
ルース・パッシブなプレイヤーは多くのハンドをプレイしますが、アクションは控えめです。彼らはしばしばチェックやコールを選択し、積極的なプレイを避けます。
各プレイスタイルへのエクスプロイト戦略
タイト・アグレッシブ(TAG)のエクスプロイト
ルース・アグレッシブ(LAG)のエクスプロイト
タイト・パッシブ(TP)のエクスプロイト
ルース・パッシブ(LP)のエクスプロイト
戦略的な考慮
まとめ
【Lv12】特殊なアクションとベットの概要
1. チェックレイズ:戦略における攻撃的アクション
ポットコントロールとバリューの増加
ブラフとしての利用
情報の獲得
チェックレイズのタイミング
フロップやターンでのチェックレイズは、相手が続けてベットする傾向がある時に特に効果的です。インポジション(後攻)である場合にこの戦術を使うことが多く、アウトオブポジション(先攻)であっても、相手を誘ってベットさせることが可能です。
アグレッシブなプレイヤーに対しては、彼らが頻繁にベットする傾向を利用し、チェックレイズを仕掛けます。逆に、タイトなプレイヤーに対しては、彼らが本当に強いハンドを持っている時のみベットするため、ブラフとしてのチェックレイズは効果を発揮しにくいです。
チェックレイズの効果的な使用方法
非常に強いハンドを持っている場合、チェックレイズはポットを増やし、最大の利益を得るための優れた手段です。相手がベットすると予想できる状況でこの戦略を使用し、大きなバリューを引き出しましょう。
アグレッシブなプレイヤーが多いテーブルでは、これらのプレイヤーがベットする傾向を利用してチェックレイズを計画します。これにより、彼らのアグレッシブな動きを自分の利益に変えることができます。
チェックレイズを使うタイミングは慎重に選び、テーブルのダイナミクスやポットのサイズ、自身のテーブルイメージを考慮に入れます。不確実性を利用し、相手が難しい判断を迫られる状況を作り出しましょう。
まとめ
2. プロテクションベット:戦略における防御的ベット
自分のリスクを最小限に抑えつつ、ポットのサイズをコントロールします。
相手が低コストでドローを完成させるのを防ぎ、相手に不利なポットオッズを提供して強制的にフォールドさせることを目指します。
効果的なシチュエーション
1オーバーや2オーバー、バックドアなどへ不必要なフリーカードを与えない。(ベットサイズ1/3推奨)
ストレートやフラッシュドローが可能なボードで、相手に有利な次のカードが来る前にアクションを起こす必要があります。
例えばトップペアのウィークキッカーやセカンドペアなど、勝っている可能性はあるが、脆いハンドです。
プロテクションベットのリスク
プロテクションベットのサイズ
まとめ
3.フロートベット:ポーカー戦略の隠れた武器
フロートベットの目的
フロートベットを用いることで、プレイヤーは後のベッティングラウンドでアクションを主導する機会を得ることができます。これにより、相手が不確かなハンドであればポットを奪取するチャンスが増えます。
相手のプレイスタイルやハンドの強さを探るためにも使われます。相手が弱気にプレイする傾向にある場合、フロートベットはその弱点を突く良い手段となります。
フロートベットは心理的な圧力を相手に与える効果もあり、相手を不安定にさせることができます。相手がセカンドベアやミドルペアを持っている場合、この戦術は特に効果的です。
フロートベットの適切な使用
フロートベットは、主にポジションが良い時(特にディーラーポジションやカットオフ)に使用します。これにより、相手のアクションを見てから自分の行動を決めることができ、有利な状況を作り出すことが可能です。
相手がフロップで頻繁にコンティニュエーションベットをするが、ターンでしばしばチェックする場合、フロートベットが有効な戦略となります。このパターンを利用して、ターンでのアグレッシブなプレイを計画します。
フロートベットはリスクが伴うため、ポットのサイズや相手のスタックサイズを常に考慮する必要があります。大きなポットで無理なフロートを試みると、大きな損失につながる可能性があるため、計画的に行うことが重要です。
まとめ
4.オーバーベット:超攻撃的ベット
オーバーベットの目的
オーバーベットは相手がマージナルなハンドを持っている場合に特に有効です。大きなベットにより、相手にフォールドを強いることで容易にポットを奪うことができます。
非常に強いハンドを持っている場合、オーバーベットを使って相手から可能な限り多くのチップを引き出すことが目的です。相手が強いハンドを持っていると信じている場合、彼らは大きなベットもコールする可能性があります。
オーバーベットは、弱いハンドまたはドローハンドで使用すると、ブラフとして非常に強力です。相手に対して自分が非常に強いハンドを持っていると信じさせることができます。
オーバーベットの適切な使用
オーバーベットを行う前に、ボードがどのようなハンドを支持しているかを理解することが重要です。ドライボード(ストレートやフラッシュが成立しにくい)ではブラフとしてのオーバーベットが効果的ですが、ウェットボード(多くのドローが可能)では、バリューベットとしての使用が適切です。
オーバーベットは相手のプレイスタイルとハンドレンジを把握している場合に最も効果を発揮します。タイトなプレイヤーに対してはブラフとして、ルースなプレイヤーに対してはバリューベットとして使用すると良いでしょう。
自分と相手のスタックサイズを考慮することが重要です。オーバーベットは、特に相手のスタックが短い場合、相手に強い圧力をかけることができます。逆に、スタックが深い場合は、オーバーベットによるリスクが増加します。
オーバーベットの心理的影響
オーバーベットは相手に大きな心理的圧力を与えることができます。特に、ポットが大きくなるにつれて相手のストレスは増大し、本来ならばコールすべきハンドでもフォールドしてしまうことがあります。この心理的圧力を利用することで、強いハンドで最大限のバリューを引き出すことができるだけでなく、ブラフを成功させる確率も高まります。
まとめ
オーバーベットはポーカーにおいて非常に強力なツールですが、その使用には高度なスキルと精確な判断が必要です。この戦略を成功させるには、相手のプレイスタイル、ボードのテクスチャ、ポットのサイズ、そして最も重要な自身のテーブルイメージを完全に理解する必要があります。適切な状況でオーバーベットを使いこなすことができれば、テーブルでの支配力を大きく向上させることができるでしょう。
5.ブロックベット:ポーカー戦略での利用とテクニック
ブロックベットの戦略的利用
ブロックベットを行うことで、ポットのサイズを自分でコントロールできます。これにより、相手がポットを大きく膨らませることを防ぎつつ、自分がコールできる範囲内でポットを保持することができます。
ブロックベットは、相手のハンドについての情報を得るためにも使われます。中小のベットをすることで相手の反応を見ることができ、その反応から相手のハンドの強さを推測する手助けになります。
弱いハンドや不確かなハンドを持っている時に大きなベットを回避し、リスクを低減させることができます。ブロックベットをすることで、相手のアグレッシブなアクションを抑制しつつ、自分の損失を最小限に抑えることが可能です。
リバーでブロックベットを行うことで、手札をショーダウンまで持ち込むことが容易になります。これにより、相手にレイズさせずに手札を見せることができ、安価にラウンドを終了させることができます。
ブロックベットの考慮点
ブロックベットは、相手がアグレッシブにプレイしている場合に特に有効ですが、相手がパッシブな場合や強いハンドを持っている場合には効果が薄れる可能性があります。
ブロックベットのサイズは慎重に選ぶ必要があります。あまりに小さすぎるベットは、相手にレイズされるリスクを増加させます。適切なベットサイズは、相手が簡単にオーバーベットすることを防ぎつつ、それでいて相手に大きなプレッシャーを与えないように調整することが重要です。
ブロックベットの効果的なタイミング
ブロックベットのリスクと対策
ブロックベットを頻繁に使い過ぎると、相手にパターンを読まれてしまうリスクがあります。特定の状況でのみ効果的に使用することが、ブロックベットの価値を最大化します。
高度なプレイヤーは、ブロックベットを認識し、それに対応する戦略を立てることができます。安いベットサイズにナッツ級などを混ぜることで相手のミスリーディングにより、ブラフやミスバリューの誘発を促し、バリューを最大化する事ができます。